ワークショップ内容

行ったワークショップは「ビスケットマラソン」です。
ワークショップのゴールはたくさんのお題をビスケットで即興的に答えて、みんなで見合うことです。

まず、運営側でお題を8つ用意しました。用意したお題は、
①ビンクだけで表現してください
②涼しい
③ぺたぺた
などで、誰もが答えられるお題、一人ひとりが違う答えを持てるお題、ビスケットで表せるお題を厳選しました。それぞれのお題に対して本を作り、配布しました。そして会場にある10台の机にビスケットランドを表示させる端末を用意しました。ここまでが、イベントが始まるまでの準備でした。

イベントでは、参加者にルールの説明を行いました。内容としては、参加者はビスケットを操作できる端末を持って、自由に島(机)を移動します。各島にはお題があり、そのお題にしたがって配布された本に作品を作るという流れであることを参加者に説明しました。次に、制作タイムを行い、その途中で参加者から題材を募り新しい島を作成することを伝えました。最後に、参加者全員で作品を鑑賞して、ワークショップが終了する旨を伝えました。
参加者のみなさんがルールと流れが分かったところで、制作の時間がスタートしました。自分の席から移動することもあり、自由制作の時間は賑やかになるかと思っておりましたが、参加者の皆さんは黙々と真剣に制作をされていました。司会進行のお二人もあまりに静かだったことで、「もっと楽しそうに行ってください」などと、場を和ませようと必死になっておりました。
さて、参加者からお題を募ったところ「スペイン」「るんるん」と言うアイディアをいただき、新しい島を作成しました。
自由制作の時間は20分ほどでした。10この島がありましたが、全部回れた人は少なかったです。
鑑賞の時間では、司会進行の2人が各島を見ながらコメントし、気になった作品の作者にお話を聞く流れで進行していきました。実際に作者にインタビューをしてみると、どうしてこの作品を書いたかといった理由や作品の工夫したところを話していただきました。それを聞いている参加者からは「なるほど」といった声が聞こえ、ランドを見ただけでは分からない作者の思いに触れることができ、ビスケットの奥深さを知ることができました。

このビスケットマラソンですが、短いお題にを何個も即興的に答える点がポイントです。これまでのワークショップでは、一つの課題にじっくり取り組むといった形のものが多かったです。そのため、ビスケットの一つの側面しか体験できず、ビスケットの楽しさをたくさん体験してもらうことができませんでした。一方でたくさんの課題に取り組めるビスケットマラソンは、たくさんのお題に取り組むことでビスケットの面白さをたくさん体験でき、よりビスケットを好きになってもらえるワークショップであると思いました。また、参加者からお題をいただくことで、自分事として課題に取り組めたと思います。お題さえ見つけられれば、直ぐにできるワークショップですので、機会があればどんどん行っていきたいです。

1:なつまつりアイランド

2:すずしいアイランド

3:はなびたいかいアイランド

4:ピンクなアイランド

5:大人になったアイランド

6:めがねぼしのうちゅうじんアイランド

7:ビスケットオリンピックアイランド

8:ぺたぺたアイランド

9:ルンルンアイランド

10:スペインアイランド